春の陽気を通り越して暑いくらいの4月の半ば。
こうなるといよいよ疑念が確信に変わります。認めたくない気持ちで新芽が出てくるのを待っていましたが覚悟を決めました。
いつまでたっても洋梨/ル・レクチェから新芽が出てこなかったのですが、横に置いていた栗/銀寄がコガネムシによって壊滅となった流れはこれまで記しているとおりで、久しぶりに昼間の明るい時間帯に見回せるのでプランターの土を確認してみます。
サクッと3秒、あっと言う間に出てきました。コガネムシの幼虫。
と、なると栗/銀寄の時と同じ様に土から簡単に抜けるはず。
抜けました。
そして根っこが食い尽くされていました。いやいや、ここまで酷いとは。死んだ蜘蛛のような形体にされてしまって不気味さすら覚えます。
コガネムシという厄介ものを認知したのが昨夏のこと。しかしその前の年から葉っぱの勢いが弱かったことを思い返します。
もっと早く気付いて対処するべきでしたが無知でした。
2018年3月に苗木を植えてから結実を楽しみにしていた洋梨/ルレクチェは枝を2メートル以上伸ばしたものの、一度も花を咲かすことのないままで終わりのようです。
パキッ、パキッと折れました。
しかしこうなると他の樹も心配。栗/銀寄と洋梨/ルレクチェと並べて置いていた金柑/キンカンなのですが、今季はどうも発色が悪かったのです。
隔年で良し悪しが出ているのかなと考えていましたが、ひょっとしたら何匹かの幼虫が土に紛れ込んでいる可能性もあります。
そして柑橘類も節操なく襲われるのであれば、すぐ横の40年ものの柚子/ユズの土壌が一番の気がかりです。この樹だけは直植えなので動かせません。
これまで薬品類は一切使用してきませんでしたが、今後コガネムシの対策には最低限の範囲でやむを得ないでしょう。
庭なし家庭菜園日記