墓場の裏から視ていた

孤島に屍骸、それの横に落ちていた日記。株の事とかを記録してある。

関東のデブ、関西のブタ

 少し前には自撮り写真を動物に加工するアプリみたいなものを無理やり流行らせていなかったか?今度は『ブタ演出をしようとしていた』ということで騒ぎにしようなんてまた強引。やはり広告会社絡みのおぞましさ。唐突だし用意された前後シナリオ、別の意図ありきの流れに見える。まんまと意識を向けたら思う壺の事案だろう。
 
 自分は子供の頃にこの市内のバラックの並びを見た最後の世代。当時もほぼ全ての地域でとっくに排除させられていたはずで、上の世代でも見たことがない人も多いだろうから絶対最期の世代。たまたま自転車圏内にあった一画で戦後昭和の残章がいよいよ最期を迎えようとしていて、そこの腰の曲がった小さなお婆さんとの会話も覚えている。何年も期限の過ぎたスティール缶のファンタオレンジを売っていた。新品のジャンプの最新刊かと思ったら1年前のものだったし、くじら肉の串カツなんかを食べたのもその並び。
 やがて分からぬ間に消えていたあの一画の夕暮れを妙に懐かしく想い、色々と確認もしたいけど、今みたいにスマホカメラもなかったし、もはや記憶の断片のみ。不思議とこれだけ情報が溢れるネットで検索しても画像は一切見当たらない。数年前にムキになって探したけど数件の関連行政文が出てくるのみ。辿り着いた文面からは市の負の歴史に分類されていたのかなと推察された。小さな子供だったので何も考えることはなかったが、大人になって振り返ってみれば事情は理解できる。
 戦後の混乱が収まった頃、新たな都市の整備・再開発事業でカネと票を還流させたい行政側からすれば、中心地の川沿いに居座る人達は邪魔なゴミでしかなかっただろう。強行への支持を得るため、街中でのブタの飼育がどれだけ不衛生で問題であるかの広報戦略に力を注ぐ。そのため公の罵詈として『ブタ』がに人に投げてもよい官製石コロとなった。
 本来ブタは太っていないし、可愛い生き物だ。いま現在ある『ブタ』は悪意であるというぼんやりとした認識は、この時代を源流として親から子、子の代から孫の代へと潜在意識を通して受け継がれ、各々の深層に堆積しているものがきっかけを得て浮かび上がった濁りではないか。昨今の市中への苛烈な対立煽りに接すれば、あながち間違ってはいない見方のはず。そもそも『ブタ』の呼称は西日本から拡がっており、東日本では『デブ』の方が優勢のはずだから辻褄も合う。増長したエリート意識の目線から薄っぺらく『蔑視』だ『差別』だと喚いている連中には何の事だか全く想像もできない話しかもしれないが。
 昭和の時代、街に暮らしながら囲いの中でブタを飼育するような人達がいて蔑まれていた。善い悪いはまた別だ。

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3/19(夜)・3/22(日) ミニTOPIX 残り 買い5枚 売り4枚
松井証券先物OP余力情報より

今回の目標 (ミニTOPIX1枚分を使った記録)
3月26日の日中取引終了時点で+10万円の利益確定
10/14営業日経過であと6万4624円

 日銀が買入れをTOPIX銘柄全般に拡げるという宣言で、眩暈のする2000ポイント超への上昇を見せていたかと思えば、米長期金利の上昇を受け、日付けが変わる時間帯からの急降下。40ポイントの下降。そして上昇下降。散々振り回されて売り買い共に回収し損ねた建玉が残ってしまった。個人でTOPIXの指数先物を触っている人はほとんどいないと思うけど、上手く立ち回れた人は皆無じゃないかな。酷い。絶対無理な乱高下。
日中からは腹を括って放置戦略へ。これ以上傷口を大きくせずに一旦待つ。