墓場の裏から視ていた

孤島に屍骸、それの横に落ちていた日記。株の事とかを記録してある。

街道がゆく(前)

 3年ほど前、家の近所である江戸時代からの旧街道沿いの辻にあった大きな屋敷が解体された。大体そのような古い地歴の大きな一筆というのは代々名士が継いできたものだが、何でも知っているおばちゃんによると、そこも医者の家系で、息子二人も医者になっているが大学病院勤めで地元を離れているから、とのことだった。
 立派で趣のある日本家屋は消えて細かく文筆され、新しく四戸の建売住宅となり、それぞれに子育て世代が移り住んでいる様子だが、たまたま横を通りしなに玄関先で楽しそうにしていた親子の会話から、角の区画は中国人家族が暮らし始めていると知っていた。どういう経緯で日本で戸建て住宅を購入するのかなという程度の留意だったが、同じくその隣りの隣りの新築に暮らしている家族も中国人であると初めて知って戸惑った。男の子が家の中に呼びかけていて、遅れて三十代くらいの父親らしき人物が出て来るが、チャイルドシートの付いた自転車で何処かへ出掛けるところのようで、通り過ぎたこちらを右横から追い抜いて行った。物心がついた時からずっと歩いてきている近所の道でたまたま行き交うタイミングが合っただけで、別に耳をたてて探っているわけではないが、外見は日本人と全く同じである終始元気な親子の会話は一切聞き取ることはできないものだった。
 地域の歴史を証明する景観は永遠に姿を消し、失われた日本人の中間層になり代わって中国語で日常会話をしている一般家族が流入してきている。もっと普段からも多く中国人家族とすれ違うようになったが、旧街道沿いの異変となると象徴的で、そのまま先週の売買で精神的な揺さぶりを受けた。
 何を自分の下手な売買の責任を転嫁しようとしているのかと言われるかもしれないが、特にコロナ禍以降なのに、なぜこの界隈に中国人が生活基盤を築き始めているのか?という違和感は、最近しっぽを現している政治に深く入り込んでいる団体の活動目的などを聞かされるにつけ、もはや一心同体を疑われる信用ならない各行政機関の働きにより、ひょっとして再開発という名目にして意図的に『売られている』制度設計なのではと思い当たれば、断然と恐怖心が増して平穏ではいられない。大袈裟ではない。

8/23(日) 一日先物 ミニTOPIX
松井証券先物OP余力情報より

あるいは近い将来の日本各地の姿を映し出している『先端地方都市』の環境からでは、どれだけ平常心を保てるかが鍵となる。
いずれにせよ月末のカード支払いが済むまではリスクを冒せないが、日中の引け前より再開。0,5ポイントを一回だけ。