墓場の裏から視ていた

孤島に屍骸、それの横に落ちていた日記。株の事とかを記録してある。

 子供の頃、家の近くにレンタルビデオ屋があった。狭い間口の個人経営で新作500円。滅茶苦茶盛況。兄弟でもよく利用していたが夜の時間帯とかだと狭い通路は人で詰まっていた。ちょっとした時間を埋めるモノを探しにわざわざ出歩くには、近所のビデオ屋は適当な選択肢だったようだ。思えばあの頃はここら辺にもたくさん人がいたんだなぁ。
 そのビデオ屋の店長がある時、地元の商店街には似つかわしくない黄色のポルシェ911を見せつけて近所の大人達にちやほや囲まれていたので、自分も子供を言い訳にして厚かましくシートに座らせてもらって「へ~これがポルシェ」とか言ったりしていた平和な街角もあった。ただ、元は酒屋をやっていたおっちゃんがレンタルビデオ業に目を付けての成功だったが短期間だった。自分はいつからそこにあったのか知らなかったが駅の近くの同業大型店の圧倒的な品揃えに驚き、そっちの大型店の方ばかりを利用するようになった。自転車で少し走るがどっちみち駅の方には寄るし、何より料金も安い。他の人も同じだったんだろう。駅の近くの大型店の通路はすれ違いが困難なほど混雑する時間帯もあったが、気が付けば家の近くのレンタルビデオ屋はひっそりと店を閉じていた。
 そもそも振り返れば、レンタルビデオ(DVD)業なんていうポジションが、高級だったビデオデッキが各家庭に普及し始めてから消えるまでの短い期間を繋いだ幻のような職業だった。現在は焼き鳥居酒屋になっている駅の近くの大型レンタルビデオ(DVD)店を最後に利用したのはいつだろう。10年以上前か、もっと前か・・・時の流れの早さに戸惑って簡単な記憶の計算でも脳が拒絶する。
 人の時間やカネの使い方やその価値観はこんなにも変化していくのかと考えさせられる。アマゾンプライムの月額料金なんて昔のレンタルビデオ1本分。それで次から次へとキリがない作品と番組の列だから逆に疲れるほどで凄い、子供世代は当たり前なんだろうけどそれがまた凄い。

・・・やっぱり感覚より長い時が過ぎてしまっているのかな?

 はてなブログのおすすめ記事の欄にTSUTAYAの店舗がどんどん減っていると紹介されていたから、消えた店舗や人、商店街、少し前?の牧歌的な世の中を思い返した。

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12/12(信用買い・売り・計)

(6101)ツガミでのコツコツ積み上げから午後に毎度のガッツリ。1日信用はこれだったが、どうせボートレースの複勝代わりの遊びだからどうでもいい。100円でも1000円でもつまらなさは同じ。制度信用は余力回復まで待つしかできない。
日経225先物miniの3月限での勝負をスタートさせた。まずはこっちで勝たないと。気持ちは先物。