墓場の裏から視ていた

孤島に屍骸、それの横に落ちていた日記。株の事とかを記録してある。

9,906,063円

 「2月は100万円プラスを目指す」と毛布にくるまり皮算用を繰り返していたのに、終われば200万円以上のマイナスへ。そして雨があがる度に三寒四温で暖かくなってきてしまった。季節が過ぎ去り人も建物も消えていき、またその跡に残される鬱。
 最初は小さな不都合みたいなものだったが、それをカバーしようとする為の振幅が大きな歪みを生み出しはじめたところへコロナの第一弾。態勢不十分で大損も、それが小さな前震だったとは知らず。いい経験をさせてもらったと気持ちを切り替え、殊勝に整理を進めて軌道回復の先は見えていた。ただ急落・急騰に身構えながら段階を踏んでいたのが甘かったのか。そうだとしても最悪のタイミング。1日、2日のズレで結果が極端に正反対となる怖さを思い知る。
 怒る暇もない本震は全ての判断力を停止させた。あんな直下の刀を見れば、とんでもない反発がニューヨークの牽引で巻き起こると考えても妥当・・・だったはずで待つしかない。しかし連日連夜、前日までの「信じられない・・・」を更新。
 直前まで上で取り残されている「買い」の枚数をいっきに減らす下準備で「売り」の枚数を減らし、証拠金のスペースを空けていたこともあり、連続直下で損失は拡大。6月限の「売り」を増やして枚数の調整。3月の期限が近づくのを踏まえ、急反転した場合のその後の整理と現リスクを折衷。その間も苦心しながら最善を探り抵抗も状況は悪化の一途。株を現金に替えて証券口座から先物口座へ救援に向かわすも共に遭難。何度も反転の兆しに裏切られて証拠金をはじめあらゆるものが枯渇。さらにマイナスの拡大は止まらず。

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2/28 午前中、最終限界ライン付近で思案。

 含み損の方となった「買い」を処分する為に「売り」と完全に同枚数にはしておらず(1枚~3枚の範囲で都度迷いながら差を調整)、徐々にであってもこれだけ下がれば損失の拡大は止まらず。じっとしていても月曜日の夕方には再び現金証拠金余力がマイナスに割れる。そしてもう追加の救援金は底で3月の期限ギリギリまで奇跡を待つ事も許されず。
 今夜と月曜の日中までに奇跡が起きるかもしれない。しかし・・・『電話が繋がりにくくなっております』との一文を松井証券のホームページで目にして一括返済。ためらわずに「ふらっ」と飛んだ。実際の死もこんな感じなのかもしれない。

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2/27~2/28 日経225先物mini(直撮り)

呆然としていたので、はっ!?と気付いたら16時前。また画面の保存を忘れていた。慌てて確認するとリアルタイムの方はもうリセットされてしまっている。別ページを開けようとする間に全面リセットとなってしまいそうだったので直撮りで現状を保存。1000万円近くのマイナス計上なんて最初で最後にしたいので、しっかりと記録しておかなければ。
とりあえず先にスマホで直撮りして正解だった。自分のノートパソコンには画面を残せず。
リセットの本当に直前の過程だったので写真ではややこしい瞬間だが、直後にはしっかりと現金残高は8万2642円と正確な表記・・・当然。

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まぁ、細かいところはどうでもいいが、とにかく・・・また負けて終わり。ということ。