墓場の裏から視ていた

孤島に屍骸、それの横に落ちていた日記。株の事とかを記録してある。

 先物取引の証拠金には現物株も代用で入れていたが、この情勢で必然的にその代用換算額もじわじわと目減りしてきており、現在の買い3枚・売り3枚で均衡させて一時避難中の建玉の一括返済の決断時かなぁと思案していた。SPAN証拠金がどんどん上昇していくなか、代用換算の70%掛けも維持される保障もなくなってきた。証券会社の判断で0~70%の間に変更することができるとの記載も確認した。この社会情勢では予断を許されない。現在の含み損建玉を一括解消した後は証拠金として代用していた現物株もすべて処分をして、残った僅かな資金で日産証券に移動する予定を立てていた。
 
 !?っとやっと気付いたのは先週の中頃。今の現金と代用株式との比率ならば先物口座から証券口座に代用株式を戻し、処分して現金化した後に再度100%の証拠金として先物口座に戻せば現金証拠金余力の捻出が可能。
 以前にも画策したことはあったが、現物株の処分が反映されるのは2営業日後。翌日の午前11時までに現金を調達しなければならない催促時には選択肢にはならず、追証ギリギリの時もエラーとなって通らなかったので考えから抜け落ちていた。混乱と失望が一旦は落ち着いたことで見えていなかった1枚分の足場を見つけた。再度登るしかない。
 次の郵便振込みまで待たずに再開。

 証拠金の組み合わせに関しても、建て前上は完全に理解しましたという前提で始めているが実際には文章の説明だけでそれは不可能。少なくとも自分の頭では。ただ、追い込まれて殺されかける経験をした分についてはその理解を深めた。
 単純に預かり増加額だけ追い求めても仕方がないこともコロナ騒動の途中から理解させられていた。建て枚数を増やして証拠金余力を削りながらの利益追求では、相場が大きく急変する時(今回のような事態は10年に1回だろうが)には危険が絶望的に大きくなることも思い知らされていた。思い知らされて理解はしていたが、一日(1時間)の間にあまりにも大きく想定以上に激しく上下するせいで、翌日の証拠金が間に合わなくなり反対売買で一時避難をせざるを得ずに建て枚数が膨らみ、そこに更なる暴騰・暴落が繰り返し襲って来て負の振り幅が広がっていくジレンマは抜け出せない悪夢だった。

 日中の取引後にどこの記録を残しておけば正確か?評価損益は前日までかリアルタイムかで迷うし、使用可能現金やら証拠金余力も夜間取引前から計算後の数字が繁栄されるし、とりあえず持ち越している枚数の記載を加えておく。

 

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 ・・・とか昼までは考えていたが、今日の暴騰を目の当たりにしてこれ以上の下手な抵抗は止めた。14時過ぎたあたりからの乱暴な騰げには、ギリギリの証拠金で買い3枚・売り3枚の建玉の順の解消を試みる気力を奪われた。一括返済の赤色ボタンでようやく区切り。でも多分最悪の中の正解。やはり本当の再スタートは日産証券に移動して気分一新が成ってからかも。もうしばらく手続きを待つ。