墓場の裏から視ていた

孤島に屍骸、それの横に落ちていた日記。株の事とかを記録してある。

 そのまま忘れ去ろうとしていたが、やっぱり過去の取引記録が消えていく前に1日信用での損益も残して置かなければ。
 確かに、「1日信用は危険」とばかり書けば、松井証券のサービスが悪いかの様だが、問題は利用する側。自分の技術の無さ、一時の損を受け入れる余裕の無さで間違いない。1日信用で必要な上手な損切りは不可能ではないが、そこでの損を制度信用の利益を広げる事でカバーしようとしてしまう未熟。結果、制度信用の利確ポイントを逃し、反転されむしろ含み損が増大し、建余力が制限され、待っていたはずの監視銘柄のエントリータイミングを歯ぎしりして見送るだけの悪循環。数字以上の損失と急進する月日。今の自分の環境では1日信用は危険すぎる。      
 18年の正月休場中に、なにかもっと資金を増やさなければと気が急かされていた所、1日信用に目が行った。最初は慎重なので利益が出る。手数料もかからず「これがデイトレと言うヤツか!」と感動した。この場から抜け出すための道具を手にして勇気をもらった気がしたが、すでにコツコツドカンの罠の中。
 例えば箱根駅伝のスター選手でも、世界選手権や五輪の1万メートルトラック競技で、全く歯がたたず惨敗してしまうのは、アフリカ勢とのレースとなれば途中のチェンジオブペースの落差が凄まじく、単純な持ちタイム差以上に実体力の違いがそこにはあるという現実と、同様と言っては厚かましいが、とにかく、1日の動きが同じ一定のリズムであれば集団について行く事が出来て、実際満足した利益の日も何度もあったが、プロのトレーダーが急に本気出した時のスパートには「あっ!」で終了。

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 殊勝に損切りすれば元の値に戻り、しがみつけばどこまでも底なし。再エントリーは傷口を広げるだけ、上と下で往復ビンタ。シートベルトなしのジェットコースターで瀕死。持ち越しての強制決済で結果助かったのは2回だけ。ルールを決めてもブラーに喰いつく根魚みたいにまんまとおびき出される無様。
 で、トレードの本を何回も読み直しては実践をし、色々なラインの引き方を知ったつもりになっては実践をし、少し勝てるようになった気もしたが・・・

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 資力のある人からすれば可笑しいだろうが、120万円まで切り崩され、それが全財産の自分にとっては致死量目前。机に叩き付けてマウスも壊れた。
 勉強したらしたで、指していた同値や、1円・2円の違いでまさかの方向転換される。素人の被害妄想だが、プロのトレーダーは、アホが本やネットで仕入れた知識で値を指すとすれば、この辺りに湧いてくると知って先回りしているんじゃないのか・・・そう感じるようになった。
 もっと資金を増やして余裕が出来たらしっかり取り返したいが、今は実力不足で無理。それでも、たまに我慢しきれず目先の小銭を欲しがってしまう弱さが嘆かわしい。