墓場の裏から視ていた

孤島に屍骸、それの横に落ちていた日記。株の事とかを記録してある。

 先週の選挙の時、坂道を登ったところにある投票所の入口で足元のおぼつかない小さなお婆さんが杖をカッタ、カッタと突いて出て来た。間違いなく80歳はとっくに越えている。ゆっくりと入口前に止まっていた軽乗用車に向かうので、家族に送ってもらっていっしょに投票しに来たんだなと思った。うちの親なんかは投票権を行使したことがないらしいので比べる姿は感心なものだったが、すれ違う歩みを緩めながら様子を見ていると、そのお婆さんは運転席に乗り込もうとする。よく見ると車の中にも周りにも家族らしき人は見当たらない。一人だった。
 ただの高齢者の運転なら日常で珍しいものではないが、大きくはない日産マーチの運転席からでも総白髪と眼鏡から上の顔半分だけしか覗かせない前屈みは異様なポジション。呆気にとられた。杖が必要な足でブレーキが踏めるというのか。しかし、新たな天下り先として設けられた高齢運転者講習をクリアしているということなのだろう、真っ直ぐ律儀に坂道の端に寄せられていた車は、発進から滑らかに交差点を曲がって走って行った。出来ることを残しながら少しづつ段階を経て老いていくというのも羨ましく立派なことだ。それが当たり前ではないと痛感している。
 うちの父親などは順番抜かしのうえに駆け足で急。最初の体の異変後、風呂場で転ばないようにと買ったシャワーチェアには10回も座っていないんじゃないか。手摺の設置も意味のないまま元の家に戻れなくなっている。脳からの神経の不具合は、手術をしても改善せず風呂もトイレも一人ではこなせないままなのに、その手術時の傷から糸が出て化膿で再々入院中。どれだけ鈍臭いのか。
 大荒れ時の指数先物相場などでは、加減も容赦もなく信じられないような展開を更新し続けるものだったけど、あれってやっぱり人生の縮図だったな。

f:id:GIONN-SOMIN:20211109174057p:plain

制度信用 買い/売り/計
松井証券株式売買損益より

(8005)スクロール(6071)IBJの売り100株づつ。今日も薄い利益。どちらももう10円づつは大きく値幅を稼げたけど、(8005)スクロールはまた入るタイミングが早く、11月2日から持ち越していて放ることを優先。(6071)IBJはデイトレ。
(8005)スクロール以外の手持ちの銘柄は今日も処分には届かず。ただ、(2317)システナは明日以降に気配がありそう・・・と、100株を引け間際に追加。この200株で利益が1万円前後になればうれしい。小さな期待で見守る。
一日信用も、今日の(9984)ソフトバンクGみたいな活況かつ売り買い拮抗なら簡単で楽しそうだったけど、建余力がないから見ているだけだった。
(7012)川崎重工を買いで持っていた人達の心中は察する。仮に自分が持っていたとしても放るだろうタイミングは昨日までにあったので助かっていたが、こちらの場合は下手に建余力の資金があれば不要な勝負に出て再インしていたかもしれない。

現在の目標
少しでも抵抗を示す
金利・手数料の安い別の信用口座を設けるための資金づくり
元手は信用取引可能な最小額の30万円