■ - 墓場の裏から視ていた

　昨日は五輪野球を観るために本当に久しぶりにテレビの前で『座った』。弁当詰めを持ってアメリカ先発投手のシェーン・バズを楽しみにしていたがいまいち。メジャーに昇格して活躍するのはいいチェンジアップを習得した後か。
　あと、かつてアメフトのスター選手になる道を蹴ってベースボールを選択し、忘れ去られたババ・スターリングがセンターで先発していて驚き。もちろん中継ではそんな情報には触れないが、個人的には楽しみを儲けた感。しかし序盤に酷い戦犯ポイントを重ねて引っ込められた。入団経緯から注目し、大成してほしい選手だったけどマイナーで結果を残せず１０年。それでも１巡目で強行指名した球団がメンツの問題なのか無理やりメジャーに上げてプレーさせるもさっぱりで、人知れず五輪代表に放り込まれてやって来た日本でも攻守で散々。このまま終わりっぽい。
　別に野球ブログではないので程ほどにするけど試合内容は締まらないものだった。アメリカはロートルや日本ゆかりの投手で苦しい継投をしなければならない縛りでもあるのか？テンポが悪い。日本側もなかなか決めきれない。
　そんな長くダレた試合展開だけがイライラさせてくる訳ではなかった。やっぱりテレビＣＭが酷い。怪我から退院した時を機にテレビ画面のない場所での生活を続けているので、強制的にテレビＣＭを正面から浴びせられるのも久しぶりだから余計に分かる。耐えられるものではないし耐えてはいけない。あの腐臭こそが広告屋が撒き散らかしたい五輪の『感動』とやらか。そのセンスに手綱を引かれたテレビ業界、出身者にポストを与える政界。三者持ちつ持たれつの紛いもの毒。惰性で毎日テレビの前に座っていれば慣れさせられていくのだろう。