墓場の裏から視ていた

孤島に屍骸、それの横に落ちていた日記。株の事とかを記録してある。

 自分が小学生だった頃には近隣の学校との合併が既に話題となっていて、「子供が少なくなってきているから仕方ない」と、大人達の会話等からもよく耳に入ってきていた。何となく寂しく感じていたので卒業後に校舎が建て替えられた時は感傷は無くて嬉しさの方が大きかった。立派な体育館に日よけのテント、このグレードアップはまだまだ学校の歴史が続いていく証だろうと当然信じた。何せ自分達のときは自前のプールが無く、川を渡って隣の学校の施設を借りに行って水泳の授業をしていたくらいだから、屋上にプールが設置されたと聞いて羨ましかった。各学年1クラスがギリギリなのに贅沢な大きさに教室の数だから、隣の小学校が合併して移って来るんじゃないかという事で納得だった。

  いわゆる「軍艦島」と呼ばれて知られる廃墟の島は昔からよくテレビでも紹介されているが、クレイジージャーニーでトカゲを捕獲している回の録画が残っていないか探している時に、奇怪遺産の回でも取り上げられているのを見かけて個人的に「!?へぇ~え・・・。」となった部分があった。確認すると、軍艦島の人口のピークは1960年前後で閉山したのが1974年、翌年から人口が0になり廃墟へと向かう。で、現在の廃墟の一群を形成している小中学校の校舎は1958年に完成した建物らしい。江戸時代からの長い歴史に対して一度陽が傾いてからの落ち込みと、せっかくの鉄筋コンクリート6階建ての校舎の使用期間が、あまりにも急激だし短期である事に驚くと同時に、それが自分の街とも重なって残念にもなる。
 軍艦島においては、エネルギー政策は国家の中心線だし、他の一面集中の都市同様に始めからその転換に翻弄される運命だったのかも知れない。自然と生産量も落ちてくるものだろうし、納得せざるを得ない理由はあるだろう。
 しかし、観光資源になる術もないうちの近所の新しい廃墟は何なんだと呆れる。新しく校舎が完成してから閉校の決定までの流れは10年ちょっとか?15年は経ってなかったんじゃないか。ヤクザ事業でねじ込んだ訳ではないのであれば 軍艦島のような時代の荒波の上での話ではなく、平場の規定路線だったはずなので行政の事理認識能力を疑う。結局、閉校・合併の時間稼ぎをした後、大きなカネを掛けて近接の中学校を壊し、その跡地に新しい小学校が丸ごと大きなカネを掛けて創設された。その際には、木登り競争をしたり、車に轢かれた猫の死体をみんなで埋めてあげたり、昔あった盆おどりの日には夜店も出ていた隣接の公園もぶっ潰されて地形も変えて、誰も抜け道にも使わず全然車の通らない謎の道路もついでに付けられる大事業だった。

 合併新設をしても自分達の頃の半分にも満たない数の小学生連中は、広く新しい施設で大事に育てられ、昨日もお年寄りを気にも留めず、スマホ片手に歩道を自転車で駆け抜けていた。注意なんか出来るはずも無い。今時そんな事したら不審者として登録されてしまう。目を合わせないようにして道の端に避けて歩かないと・・・。
 市長の会見や市議会の議事録によると、何かの度にのたまわれるのは「子供達の教育が~」や「子供達の安全が~」という中抜き予算拡充要求の台本だが、まだまだ使えていたはずか、あるいは必要なかったはずの4階建て屋上プール付きの立派な校舎が、雑草まみれになっている横をコンビニに行く時に通らなければならない自分には、どうもこの手の洗脳が効かず相手になれない。もう残り少ない時間を特定の懐に無駄に捧げる余裕は無い。
 次の任期が更新されるか別の中央官僚OBが行政の長にやって来た時を合図に、また順次煽られ貪られていくだろう。どこか遠くに脱出する為にはこの調子では不可能。資金追加は嫌だったがもはや躊躇は出来ない。なんとか掻き集めて日経225先物で勝負をしたい。5万、10万と稼がないともう10月だ。とにかく時間が無い。

f:id:GIONN-SOMIN:20190925180446p:plain

9/25(信用買い・売り・計)

やはり今日を転換点にしないと!最終決意をさせてくれる十分な損失。もう絶対1日信用には手を出さない。以前も決意をしていてそれが守られている時は月間利益もプラスになっていたし今度こそ。
今日も余裕が無いために日銭目当てで1日信用推奨銘柄を表の上から順番に試していたが、本来は別に興味の無い銘柄。逆指値で損切り連発。中途半端に待てば底の底。しかし、損切り後は大反発。結局じっとしていればプラスだったのに乗り換えた先の銘柄で大損倍増。諦めて放ったらさらにマイナス1万円!
なぜか本を読み込むほどに損が膨らむからデイトレは降参。罠が市販で並んでいるのか読解力が無いのか・・・。
連休が2週続くとぷらぷらと考えさせられた。年末に向けて気持ちと手法の入れ替えを探る。早く目処を付けないと本当に街の消滅に巻き込まれる。