第27回参議院議員選挙。うちの投票所になる町内会館は長い坂の上にある。
無党派・無宗教ながらも地方・国政問わずにこれまでの選挙はすべて投票してきた身からすれば、もっとも一票の価値が高くなっているのではないか。坂道を登る一歩ずつで実感するはず。
れいわ新選組について少し触れておくと、生きているだけで価値がある社会という理念が素晴らしい。しかしそこを出発点としながらも進む方向が散漫なので興味が失せる。そして個人的には、政治思想などを抜きにして山本太郎代表のタレント性にはいつだって高評価。自民のボンクラ連中が退屈な作文を棒読みしている姿と比べれば一目瞭然だろう。今後も投票をすることはないが一定の敬意はもてる政治家だ。しかし単騎。
れいわ新選組の党勢拡大は一旦アタマ打ちになる見込みだが、QB山本太郎を守るべき周りのオフェンシブラインが弱いのだ。あるいは党のリーダーだけに頼った党勢拡大は、この数議席までが限界値なのかもしれない。それでも凄いことだが。
これは現状のところ日本保守党にも当てはまる。れいわ新選組と比べてラインマンは揃っているが、元からの知り合い同士でやりくりをしているだけ。それで結党以来の先陣を切ってくれた飯山あかり氏や、国政政党という形にするにあたり名前を貸してくれた河村たかし氏とは罵りあいの喧嘩をしているのだから義理もなく、この先もどうなるものか期待はできないところだった。
しかし今回だけは自民の崩壊と北村晴男弁護士の出馬で埋没を免れた。北村弁護士は自分の主張と反対側の意見も意識しながら話しができる素晴らしい人物だ。その信頼性により比例1議席分の票が加えられたと思う。
が、その北村弁護士とて元よりの関係者。今のところ、その人材をどこで拾い見つけてきた?という若手の新らしい顔がいない。今回の選挙結果を足場にして党勢の拡大を進め、とりあえず現在のれいわ新選組くらいの規模までは可能だろうが、その頃には年配の執行部がさらに高齢になっている点に懸念。意固地に拍車でしょーもない喧嘩も増えるのではないか。
とにかく、既存政党に対抗するための一極とみなすには間に合っていないと判断する。あのへライザー総統も日本保守党を推しているようだし、これからだ。
そしてすべての事象が他の、あるいはこれまでの新興勢力から抜け出していることの証明となっている参政党。
自分も一般のSNSやブログにダ~っと目を通してはいるが、伺うに参政党への人格攻撃の深層には年配者の嫉妬と焦りが何割か隠されているようにも見える。
党の代表からして若く四十代。特に口先のプライドだけで生きている五十代以上の評論家などからすれば、若くて頑強な神谷宗幣代表を認めるわけにはいかないのではないか。そのあたりは理屈ではない。
しかし参政党からの立候補者の弁論レベルは三年前と比べて明らかに上がっている。これは絶対。この間の地方選挙も含め、地道な支部活動により環境整理が進んでいるのだろう。仮に神谷代表が退いたとしても代わりの人材は集まっており、若い女性が強い。この成熟を改善と捉えられずに除けられる人が出てくることは仕方がない。他所で恨みつらみを言わせておけばよい。
ただ、都民ファーストみたいな『日本人ファースト』という参政党の選挙コピーは自分も好きではない。因縁を付けてくる連中に取っ掛かりを与えるだけだし、言い訳のように補足説明をさせられる手間もあほらしい。
日本人ファーストと言えば相対的な言葉になるからダメなのだと思う。例えば意味合いを含めて『日本人解放』とかなら絶対的。脳汁を垂らした正義感からの攻め手も、何か文句あるか?で封じられると思うが。まぁ、無能な個人の勝手な意見として。
ということで、今から投票所への坂道を行くとする。