墓場の裏から視ていた

孤島に屍骸、それの横に落ちていた日記。株の事とかを記録してある。

24年9月① 取り木の点検

どうせ剪定で切り落としてしまうのならと、この夏は胡桃/クルミに取り木を仕掛けていたのですが、巻きつけておいた土を外しても根は出ていませんでした。
しかし昼間に見てみると微妙というか、癒傷組織のような盛り上がりもなくはない。ひょっとしたらもう少し待てば変化があったのかもしれません。
とはいえ、胡桃/クルミの樹はさらに大きくなっており、こんなのがもう一本増えたとしても置いておく場所なんかないということには気付いていました。

やはり取り木作業の本線は柚子/ユズです。


前回まで、失敗したのかと思ってバラしてみたら頼りない根が生えていたという取り木を日記に残していましたが、ひと夏を超えて無事に定着軌道に乗ったようです。
周りにツタがあったり、イチジクの挿木ともごっちゃで見にくい写真ですが、真ん中に移る柚子/ユズの葉っぱ。十分に水分を吸い上げられない状態での蒸散から身を守るためでしょう、やはり当初は丸まって閉じてしまっていました。
それが今はこれだけ開いているのですから根っこも成長しているということ。

ネット上で検索する菜園の指南では、挿木にしても取り木にしても枝や葉をカットするように言われていますが、自分の場合はこのように生命力の回復上昇を確認したいがために従いません。


そして夏の終わりに新たな取り木案件。
仕掛けていた一本の枝から葉っぱが枯れ落ちていたので触れてみると、スっと抜けてしまいました。
細い枝だったので時間経過で切れ込みから断裂してしまったようです。失敗だったかな、と思いましたが、


よく見ると根っこが一本出ている!
しかしこれはあまりにも貧弱です。一つ前の取り木の発根で心許ないと言っていたことなど比ではありません。


鉢植えしてみましたがこんな感じ。
この状態から生命力が宿るかどうか。

            庭なし家庭菜園日記