墓場の裏から視ていた

孤島に屍骸、それの横に落ちていた日記。株の事とかを記録してある。

何年も前に読み終えていた本を再度読み直しての感想②

 社会に大きな衝撃と不安を与えながらも未解決のままであることの不可解から、この事件を取り上げた媒体には興味を持って目を通していたが、この一橋文哉氏の追求こそが最も破綻がないという感想でいた。ただし、それはあくまでも犯人像に関してはということだった。
 どうも曖昧だった頁を例えば一つ、多くの人物が事情聴取を受けたことが事件の概要として説明されていた一方で、筆者が実行犯と目する男は公安も24時間の監視下に置いている時期があって接触者も徹底的に洗われていたとも記されていたが、〈いやいや何で?その辺はもうちょっと説明して欲しい〉となったのが無知な読み手としては正直なところ。なりふり構わず連行される人物とされない人物の何に違いがあったのかに切り込んだ描写がなく消化不良、〈国籍などを考慮して慎重にならざるを得なかったのかな?〉などと、こちら側で適当に空白部分を仮埋めして読むほかなかった。
 ところが今の事態になり、改めて特定の宗教団体というキーワードを傍目に置かず着目し、さらには具体的な名称を当てはめて読み込んでみるとどうだろうか。
 自分が不見識で、この特定の宗教団体と伏せられているものを上手く変換して落とし込むことが出来ないでいたため、当初の理解には限度が設定されていたようだ。ましてや政権との関わりなど知る由もなかったが、年月を経て期せずして、外からの要因を以って本の内容が補強されている。
 さらには他にも、犯行の動機はカネ目的だと書かれていた頁などでも〈はぁ?〉となって不満だった。この難事件に対し、どんなひねりのある推察を提示してくれるのかと期待しながら読み進めたのに、何じゃその単純なスジは・・・とガッカリしていた。
 主犯の人物は、自らが疑われる立場だと分かっているからこそ実行犯に年賀状を処分させたりパソコン内に名前が残っていないかを確認させたりと、余計な手間が掛かかることになったのだろうが、そもそも顔見知り家庭(だったことはほぼ間違いなさそうだ)から大きなカネを引っ張ろうとするからトラブルになるわけで、筆者は「動機はカネだろう」と言うのであれば、なぜ数多の資産家ではなく、わざわざ特定の顔見知りがこの事件の被害者にならざるを得なかったのかという点にも論拠を続けて欲しかったところ、各章の構成で上手い具合に納得させられているようで誤魔化されているようで、どこか輪郭がぼやけたままでいた。しかし同じく、改めて特定の宗教団体の具体名を当てはめて読み直してみると途端に一般的な感覚とは逆となり、むしろ『顔見知り』だからこそカネに執着された、との見方でしっくりとくるのだから驚きだ。


7/28 21:20時点
 
今月もどうにか27日の引き落とし日を通過。これで指数先物に向き合えるはずが、待っている間に1枚だけ建てておこうと、結局のところ戻ってしまったくりっく株のNYダウの処分がまだ済んでいない。愚かにもずっと持ったまま。
マイナス1000円くらいに戻った時点で損切りでもよかったが、昨夜はFRB政策金利の発表からパウエル発言の流れで乱高下があれば救われる目もあるだろうと期待して裏目。一発でパーンと400ドル~500ドルも騰がってそのまま落ちて来ておらず、時間が掛かりそう。

7/29 1:10時点

はぁ?もう寝る。

7/29 16:10時点

パウエル発言後の乱高下はないのか?いつものやつ。
ここで片道行ったきりなるのか・・・。