墓場の裏から視ていた

孤島に屍骸、それの横に落ちていた日記。株の事とかを記録してある。

22年2月の災難

 どうせ長々と面倒な文章を残して自戒したとしても、移すべき行動としては危険であるから建玉を持ち越さないという一点に終着するし、失敗を繰り返す指数先物取引を通して気付かされた事をまとめておこうと思いながらも、日々に追われて先送りにしているうち、22年2月においても再び、もう何回目か数えられなくなった大敗を喫した。散々しんどい目に遭わされてきたし、今後は持ち越し厳禁を遵守できるだろうと信じていたけど、それでも招き入れられるのだから『山』は怖い。

 今回はふと、マザーズ指数先物の方が効率が良いとの観測。しかし取引量の少なさからなのか、夜間セッションのマザーズ指数先物では一日先物が利用できない(別の証券会社ではどうなのか知らない)というもどかしい事実。そこにデイトレでの損切り気疲れが合わさり、「少しだけ日を跨いで大きめの値幅を狙ってみようか・・・」と甘い誘惑で『山』へと踏み入ってしまったのが遭難の始まり。

 「少しだけ~」というのは謙虚ではなく安直で中途半端の表れ。覚悟を決めて翌週まででも持ったままゆっくり構えていれば問題ないのに、早く下山しようという焦りから『ニセ金庫岩』を見誤り遭難。混乱に陥るも諦めて長期戦に。仕方なくその日の食料を探しに場所を離れて行って負傷。その間に元の遭難地点の上空をヘリコプターが二度通過する。じっと待ちきれずにミニTOPIXや日経225miniになけなしの証拠金を削り出してしまったせいで、思いがけず上昇をみせたマザーズ指数が760ポイントより上でウロウロしていたのに買い建玉を2枚分減らせておけなかった時点で終わっていた。

 やはり先物は人生の縮図。大敗のメカニズムも同じで結果も変わらず。