墓場の裏から視ていた

孤島に屍骸、それの横に落ちていた日記。株の事とかを記録してある。

消されゆく街から

 裏山に古い墓地が点在する。墓地と墓地を結ぶ裏道はお気に入りの散歩コース。運動距離・地形景観・所要時間と丁度のバランス。たまに草が刈られていたり踏み石が置き直されていたりするので別の時間帯に誰かが通ってはいるようだけど、途中で人とすれ違ったのはこれまで一度だけ。それも、それが本当の人であったのであればというくらいの深閑さが良い。自分専用コースという感じで、何か口からブツブツと心情が漏れたとしても変に見る視線はない。少しだけ心のバランスを整える一時薬の効果がある。
おもむろに日記でも書き残しておくかとHatenaブログにたどり着き、登録する際にブログ名を要求されて《墓場の裏から~》としたけど、何も考えていない状態から10秒で決めたものだった。

 そのように名付けたからそのようになるのか、本当に墓場の裏の細道のようなブログとなった。当初はこのブログを成長させ、それを持って他の個人で投資をしている人と情報交換など繋がりができればなぁと、淡く考えたりもしたけどとんでもない。それはこちらがガンガン資産を増やして成果を挙げていればというのが前提で、このように成長がないどころか当初よりマイナスの状態では恥ずかしいばかりで隠れていたい。積極的に発信できる結果も何も得られていないのは残念だ。

 結果、狭い意味での日記としてのブログとなって続けているけど、しかし悪くもない気もしている。日課として毎日続けることを優先すれば内容の『薄さ』は保つ必要があるし、人が多くなると勝手な独り言をブツブツと呟けない。これはこれで利点。
 どうやら結末は見えてきてしまっているけど、ブログの会費は先払いしているし、とりあえずもう少し先まで。   

 

このブログを訪問してくださる方へ、いつも感謝をしています。
あまり人目に付いても困る残念な現状は事実ですが、一方で、裏の細い道を散歩するという事と、暗い森の中を徘徊するという事では大きな違いがあります。
はてなブログに備わっている簡易のアクセス履歴によりますと、少数一定の方の訪問があるようです。こちらからはそれ以上の年齢・性別・所在などの情報は分かりませんし解析ツールを導入して調べようという趣向も持ちませんが、おかげで散歩を続けるこができるのは、何処からか誰からかの散歩によって丁度の細い道が保たれているからだと考えています。本当にありがとうございます。
すぐに戻りますので、またよろしくお願いします。
                       21/09/12