■ - 墓場の裏から視ていた

　この先これ以上何処かに口座を設けることはないはずだけど、商品・手数料やらツールやらの見聞・比較なんかで株・ＦＸ業者の公式サイトを覗いたりする。深夜に横になっての暇つぶしになる。あと、松井証券に毎日毎日何度も何度もログインしていて、しんどいというか・・・何というのか気分転換も少しあるのかも。ただそこである証券会社、最近になってＳＤＧｓを前面に押し出してきた。
　自らの地位を誇示する身勝手を、都合のよい演出で正当化する支配層による茶番劇。そのお題目であるＳＤＧｓ。どさくさに紛れて打ち出されたこの正義ヅラが胡散臭い。本当に世界を憂うのであれば、この辺を声高に謳う贅沢連中こそが率先して木の皮をかじる生活をしてみせれば、案外一気に解決するんじゃないのかと思うが、それは絶対に受け入れずに逃げるだろう。所詮儲け話の談合。どうせＳＤＧｓを印籠にして自己保身の費用負担を庶民に押し付ける政治行政が加速するだけ。などと個人的には後ろ向きに捉えている。
　自分は２０１８年の１年間、愚かにも無知のまま一日信用に挑戦して苦い汁を飲み続けたがその間、その日の引けまでに反対売買を行わなければそのまま信用取引の建玉へと移行するという、いわば救済付き商品である『デイトレフリー』を眺望し、真剣に何度も乗り換えを検討していた。しかし悪典に媚びるイヌ企業に口座を開設していなくて良かったと現在になって胸を撫でおろす。
　もちろん証券会社側からしてみれば、自分などは結局口座も開設していないうえ、かえって邪魔なだけで知ったことではないゴミ屑弱小個人の底辺身分であるとの自覚は十分。もうそこはもちろん。

f:id:GIONN-SOMIN:20210502222637p:plain — 内藤証券特定口座損益照会より

　だから文句ではなく感嘆を記したい。内藤証券が素晴らしい。一見すると製造業とも物流業とも間違えそうな公式サイト画面は他の証券会社とは一線を画す。しかし、それは自社の個性と特性のみを強く発する分かりやすいメッセージだ。環境がどうたら、若者の教育がどうたらのノイズもなく、安心して利用者の方を向いた『売り』のみを受け取ることができる。その明解な方向性に好感。
　そしてネット口座、先日初めて買いと売りの一往復を成立させてスッキリと晴れた気持ち。たった６００円の確定利益に対してではない。
　現物株の売買に関して、日記に残すとすれば妥当なのは売買の成立日なのか受渡日なのか・・・長い間こんな小さなことの決着すら付けられずにいた自分にとっては感動の照会画面。昨年の１２月に買った招商局公路を４月３０日に売り、受渡日は５月７日。この分かりやすく一つにまとめられた内藤証券の口座照会のおかげでくだらない悩みは解決。もっと早く知るべきだったがスッキリして気分がいい。とにかく何かつかえがとれた。
　改めて色々触ってみると国内株用ツールの充実も楽しい。当たりだと思う。この先は国内現物も内藤証券で売買しようかなとか考える。ここから足が抜けて脱することができればという、崖下の沼から夢の話しだけど。