墓場の裏から視ていた

孤島に屍骸、それの横に落ちていた日記。株の事とかを記録してある。

疑心暗鬼②

  昨日朝の職務質問・任意同行に収まりがつかない自分は、無事にパトカーから降ろされた後、水を一口飲んで直ぐにバス道のコメ屋に向かった。
 何処か知らぬ土地に出張って行って不穏な行為をしていた訳ではなく、近所の生活者が道を歩いて不審者扱い。過剰な警戒、あるいは嫌がらせに近い誰かからの通報の有力な心当たりとしては、離れたこちらの姿を視認していたそこの主人だけ。つまり、こちらからも主人の姿を横目で確認していた。午前6時前、歩道には他に歩き出ている人はいなかった。警察が通報者の情報を教えることはできないのであれば自分で確認するまで。
 子供のころから機能不全に陥っていたうちの家族は、愚かなことに全国屈指の衰退地方都市の最深部でバラバラに負動産を構えており、たまたま今は『こっち』をせめてもの有効活用の中心としている。本籍は交差点を中心とした対極方面の地区なので『こっち』側のコメ屋の主人は同じ地元といっても互いに馴染みはない。若い頃ならブチ切れもありえた案件も、この先も生活に不可避な道沿いで、こちらからの『あいさつ』の機会も必須だと考えた。コンビニに買い物に出る度にパトカーに待ち構えられては堪らない。
 70歳前後、中背の四角顔の主人は朝早くからの店番でパイプ椅子に座ったまま、近づいてくるこちらに早々と気付き、黒のジャンパー越しの肩の力の入りから少し身構えたようにも見えた。そして店先からのこちらの『あいさつ』を制するように、
「なんや朝からポリ公に連れていかれよったな」ときた。その顔のニタつきは愛想ではなかった。さらに、何か不審な思いをさせたのであれば謝っておこうと思いましてと平静に伺ってみたら、
「いぃや、ワシは知らん」と、ひざに延ばした手をつき、肩をすくめた形で首を振りながら芝居がかった悪代官のような表情。十中八九こいつがやりやがったなとの心証。何かスッキリとできる会話を期待したが無理と察した。
 それからずっとモヤモヤと黒い雲が頭にかかったままなのは、この先にまだ訪れる絶望を垣間見たからかも知れない/

松井証券口座での次の展開。
前回せっかく目標を掲げたのに不完全。定めた期限が過ぎてもみっともなく建玉を抱えたまま。TOPIX上昇に乗っかって評価損益のマイナスを縮小していく目算も、権利落ち日を跨いでいるためか、値動きはやや膠着状態。待っていても仕方がないので新しく目標を設定(変更)する。

今回の目標
(3/30夜スタート)
4月26日の日中取引終了時点までに前回からの建玉を一括返済
(=3月からの預かり増加額の合計がプラスで確定する圏内まで進む)
0/0営業日経過 目標目安はプラス20万円