墓場の裏から視ていた

孤島に屍骸、それの横に落ちていた日記。株の事とかを記録してある。

 正直に書き残しておかなければならない。長期ローンが払い終わる頃には『早く潰せ』の圧力が掛かる不動産など馬鹿らしいと感じさせられているのは事実だが、そもそも自分の人生は誤っており、ローンを組むなどという立派な社会的行為は奉ずる余裕もなければ許されもしない。
 そして、生活拠点が無駄に3つもある。資産家の家に生まれたという訳ではない。早々に機能不全に陥っていた家庭で育ち、各々が勝手に設けた半端な住居を気を遣いながらウロウロしてきただけだ。納得はしたことはない。世間知らずの親が何の疑いもなく亡くなった後は、既に市場価値は失われ、この先も含み損を膨らませていきそうな中途半端な中古物件を、衰退都市のどん底で3軒も抱え込まされる将来の期日に暗澹となる。最近はこれを証拠金不足のまま含み損を抱える拙い先物取引と似ていると気付いたが、単純にカネだけの問題でもないし厄介だ。
 思慮のない親の下手な建玉の一括返済を迫られるのは自分なのかと自覚させられれば、今のうちから株や先物で焦りが滲むのは無理のないことだとは言い訳だが、そのせいでまたしても空回りとなっているミニTOPIX9月限の期日がいよいよ。

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9/8(夜)~9/9(日) ミニTOPIX9月(12月) 買い10枚(4枚) 売り18枚

 一瞬期待を持たせてくれたが反発。もう一押しがあれば抱き合わせで一部処分を考えたが届かず。もうここまでくれば明日の日中、残り数分前まで付き合ってみるか。