墓場の裏から視ていた

孤島に屍骸、それの横に落ちていた日記。株の事とかを記録してある。

蘇民将来

 ある時、何気に歩いていてふと目についた他所の家の玄関先。何の意味があるのかと気になって調べた『蘇民将来』の印。
 簡単に言えばどうやら厄払いの護符。これまでも無宗教、御守りなんかも持ったこともないし、祭事への参加もなければ迷信なども信じなかったくせに、気休め程度にはなるかと関心。その時点でもかなり弱っていた。3つの生活拠点それぞれ分を購入。
 しかしそのすぐ後、玄関先に『蘇民将来』を掲げていた通りの家屋は壊され、あっさり更地となり消えた。何かテンションが下がって複合機の一番下の引き出しの中、コピー用紙と重ねてしまったままに。

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 やっぱりキーボードの横に置いてみることにした。今日はそのくらいしか出来ることがない。追い込まれている。手持ちの現金10万円までになった壊滅状態から短期で上昇気流に乗るのはやはり絶望的。