墓場の裏から視ていた

孤島に屍骸、それの横に落ちていた日記。株の事とかを記録してある。

降参

 日経先物という可能性に遅ればせながら気が付いたのは昨年の秋頃だったか。効率が良いということはリスクの高さと相殺だが、ほとんど1日中取引ができることに関しては素晴らしいだけという認識だった。実際に夜間の取引で平常時なら5万以上のプラスを続けていたが、先物を始める前は無駄に浪費するしかなかった時間であったのだから革命的な違いがある。しかもチャートを見て余裕を持ち、抑えながらの取引であったというのは強がりではない。
 しかし、独り作業ゆえの視野の狭さか単に阿呆なのか・・・認識が間違っていた。今日やっと気付いた。
 基本的に株取引は日中に行なうものであるのに夜間「も」取引ができると喜んでいるから上手くいかない。知識が増えた訳でも新たな手法を伝授された訳でもないのに利益が出ていたのは夜間取引だからこそであって、時間の合間を縫ったり、他の作業の隙を見ながらの日中取引では途切れる流れを掴めきれず、やっぱり「ズレ」が生じていたかも知れない。それなのに固定観念のせいで日中の取引にこそ前のめりになってしまうから踏み外す。
 思い返せば先物での損失は日中の取引がほとんどだったかも。前日夕方からの利益幅を日中に減らして終えるパターンが一番多い。むしろ夜間の取引がメインで日中は調整程度として臨むべきだったのか。現物でも信用でも成功できなかったから未だにここにいるが、当然日中の取引だった。先物は夜間「も」取引できるではなく、夜間「に」取引できるという認識が正解だった。
 何より、夜間には政府周り金融周りからの不定期発言が出てこない。イベント発生は覚悟ができるが要人各々のやる気とその加減は計れず、チャートが壊れて全く効かなくなる。その時点で止めるべきだろうけど突然だし、ポジションによる運・不運もあって受け入れるのが難しい。
 今日の異次元の暴騰には降参。精も根も尽きて15時前に諦めてぶっ倒れたせいで、またしても画面の保存を忘れてしまったがとにかく降参。1日の中で1000円を超える乱高下を入れられているうちは対応不可。自分には無理。少し離れる。