墓場の裏から視ていた

孤島に屍骸、それの横に落ちていた日記。株の事とかを記録してある。

 とりあえず退院。帰って来た。しかし開放感とか特に嬉しさなんかも何も覚えない。水に濡れるのは厳禁、まだ通院が必要だという事もある。しかし、入院途中に改めて気付き恐ろしくなった、自分なんかは特に行く先もなければ帰りたい場所も消えているという事実のせいか。結局悪い夢の中に戻るだけで、唯一の脱出ルートとしての希望の株周りでも半月の時間を流してしまった。つまり、さらに後退したということ。
 入院の支払いも10万円を軽く超える緊急出費で絶句・・・さらにもう一段の後退。それでも人生で初めて保険には救われた。ワンコに傷口をぺろぺろ舐められても何もなかったのに、今回は何かのちょっとした拍子で細菌に感染してそれが拡大拡散、こんな酷い目に遭うなんて。病院で原因を聞かれたが自分でもはっきり解らないから適当な答えしかできなかった。本当に突然のまさか。今は大丈夫でも明日・来週・来月には、誰に対して何が待ち受けているのか誰も知ることができないと実感。やっぱり保険って必要だったのか・・・。

戻ったらいきなり12月。来週はしっかりと画面を見たい。入院中に考えていたがボリンジャーバンドは捨てる。