墓場の裏から視ていた

孤島に屍骸、それの横に落ちていた日記。株の事とかを記録してある。

「あれ~何じゃこれは・・・」「どうなってんの・・・」と見回した。
 右手が痛過ぎて合わせて2時間位しか眠れなかった次の日、いよいよ近くの医院に行って何らかの抗生物質を処方してもらわないと自力回復は無理かもと諦め、とりあえず家を出た。すると・・・天気が何か変だった。その光の加減はなかなか経験がなく、いつもの道が幻想的だった。物の一つ一つの色が深く濃く、輪郭と陰影がはっきりと浮き上がって美術的。全体的に漆でコーティングしたような高級感。退廃が止まらぬいつもの道が悪くなく素敵に見えた不思議。
 翌日、渡された紹介書を持って自転車で大きな病院へ向かう折にはこれがさらに進行していて、この世の終わりの天変地異直前かの様だったが、歩いている人は何事もなさそうなので、我が身だけがいよいよ滅ぶのかという覚悟の境地。でも何か全てが綺麗・・・おかしな体験だったが単純。病院で判明するのは39度の発熱、白血球の数値は異常とされる値からさらに倍近く上昇。即切開・洗浄・そのまま入院で選択の余地なし。視界もおかしくなるはずだ。あと、丁度沢尻エリカさんのニュースと時期が重なっていてベットの上でスマホを見ながらも思ったのが、強烈な痛みを抑える為、自分の脳から何らかの物質が本能的に分泌されていたのかもしれない。化学的な知識は全くなくて感覚だがそんな気もする。今、治療の峠を越えて一時帰宅しているが、その道中はいつも通りのねずみ色、残念な事に、くすんだ悪い夢の中を抜けて進むような普段の壊された街並みに戻されていた・・・。
 とにかく、右手は回復に向かって目処がついた。

(4346)ネクシィーズ100株で880円。
また微熱、時間的にもじっくりと見る余裕なし。困った時の(4346)ネクシィーズで何も考えず微益。来週からは年末に向けての最後の足掻きを始められるようにしたい。

また病院に戻る。