墓場の裏から視ていた

孤島に屍骸、それの横に落ちていた日記。株の事とかを記録してある。

 昔はうちの親なんかも不動産のオーナーになりたいという願望を持っていた。下層の借家での子供時代の不遇と苦労から、いつかは借りる方ではなく貸す方へという思いが形成されていたものと推察していた。懸命に働き、何かの説明会だかセミナーだかに参加したりもしていたが、生来の世間知らずに愚鈍、器量の無さから叶わぬ夢のままで結果幸いだったかもしれない。
 この数年内でも区分建物のセールスを受けている事もあった。絶対にやめておけとの説得にもどこか未練がましい態度だった母親も、今は納得して胸をなで下ろしている。

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 家の裏手の区画の空き地になっていた場所の造成、嫌な予感通りまたアパートの建築が始まるようだ。カネを出すのは誰か知らないが、ちょっと周辺を歩いてみたりはしていないのか不思議。
 近所周りは既に新築アパートだらけだが、バス道に出る経路だけはギリギリ踏み外していたので何とか気持ちの折り合いを付けていたのに、ついに毎日通る必要がある場所にまでガン細胞が入り込んで来やがって痛い。100メートルも離れていない場所にMDIのアパートが落成したが、がめつい部屋数に大丈夫かと驚いたのは今年の春。同時期中間点にシノケンのアパートも競うように建ったが、賃貸サイトでチェックすると両方ともにまだ空き部屋があるようだ。そこに同距離の西側にへーベルハウスの賃貸、東側では東建コーポのそれぞれ新築でも入居者の募集が始まったのを確認した。そしてそのサークル内には築2年・3年・4年のいくつもの築浅物件が部屋数の半分を空けて入居者を募集している状態だというのに各自勝算が有るのだろうか。当然平成年間のアパート・マンションもすぐ北隣、数十メートル先内でぞろぞろと入居者を募集して構えているが、これらのオーナーは10年前・20年前、たとえ人が少なくなる事は予想できたとしても、それに反比例して競合物件が竹の子のように生えてくるとは見通せなかったのだろうから恐ろしい。結局、人がいなくなったり、高齢になってくたびれている隙間を狙って各社からの攻勢が掛かるため、衰退地域が消滅する前に一段階発生する展開の最中のようだ。東京以外で賃貸アパートのオーナーなんか夢にも見るものではないと痛いくらい実感する。
 また焦って足を踏み外してはいけないが、自分も早くこんな環境でも対抗できる一足飛びの武器を手に入れないと、後の事は知らんが売ったモン勝ちの経済社会のエサ場で死んでしまう。

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10/21(信用買い・売り・計)

制度信用の(4346)ネクシィーズで売りも買いも注文を出していたけど約定しなかった。なぜ(4346)ネクシィーズかというと、これまで最も利益を出している銘柄との相性の良さに頼っているから。その程度なので無理に追いかける気はなく今日も白紙。

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日経225先物・年間・現時点

日経225先物mini、ちょっと騰がり過ぎで困っている。そろそろ下に戻って行ってもらわないと、この利益が仮で終わってしまう不安。