墓場の裏から視ていた

孤島に屍骸、それの横に落ちていた日記。株の事とかを記録してある。

 NHKが信濃のドキュメンタリーを放送するのか・・・。
 小5の時プラモデルを作った。隣の校区のもう少し向こうに充実の品揃えの古いプラモ屋があって、当時よく一緒に居たTと二人でチャリンコでブラブラ買いに行ったんだ。途中の商店街に近づいた所でうちの父親とすれ違ったのを覚えている。タバコ屋を過ぎた辺りだ。平日ではなかったという事なのかなぁ。
 Tはせっかちな奴で、例えば公園に向かう時も先頭を切りたがる。だから急に車道にも飛び出すのでよく車にはねられる。目の前でも2回あった。ある時は、5メートル先を走るTが路地から出た瞬間ボンッ!と消えて、左に10メートル転がった。青ざめて飛び降りてきた運転手が「大丈夫か!早く病院行こう!」「おっちゃんが大変な事なるから病院行こう!」と促すのだが、本人は照れを隠しながら起き上がって笑顔で「大丈夫!大丈夫!」と振り払い、逃げるようにダッシュで駆けて行くのが向かう公園とは反対方向で「あいつ何処行くの?」と笑えた。
 Tと信濃を買いに行ったプラモ屋も消え、途中の商店街も潰され価値の無さそうなマンションに建て替えが始まる。父親とすれ違った辺りのタバコ屋もシャッターが閉まったままで、同じ通りにあった隣の校区の小学校は解体中だ。もちろんTと通っていた自分達の小学校も何年も前に閉校済み。今は更地になってしまっているTがはねられた角だった所をたまに通る度、この見通しならさすがに車にはねられる事はないよなぁ、とか昔を思い出していたが、大きくなってからは付き合いの無くなっていたTの事をたまたま聞いた時は何か納得した。既に交通事故で亡くなっていたらしい。全てが幻になり消える。
 NHKも、民法でも出来るバラエティや説教番組は流す必要はなくて、こういう骨太のテーマを扱ったドキュメンタリーを前面に制作してくれるのであれば価値が有る。そうしておけば「ぶっ壊す」なんて声もここまで大きくは成りにくかったかもしれないのに。ただ、若干狭すぎる題材ではあるかもしれない。個人的にはその意気込みだけでも評価するが、昔の時点で周りも「はっ!?信濃?何それ・・・そんなん作ってるの日本でお前だけだろ」という冷たい反応だった。Tを除いて。

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8/9(信用買い・売り・計)

残っていた(2874)横浜冷凍の利益。本当はもっと大きく狙っていたが、安全を優先して決算を跨がないように連日少しづつ買い戻している。
安全第一で捌けなかった(6800)ヨコオの連騰には眩暈がする。そろそろ止まってもらわないと。逆だったら良かったが逆じゃないから困る。他の銘柄は週明けに少しの期待値は出て来た。と思ったら月曜は休日か!あーしんどい。カネの無い弱小の休日ほどしんどい事は他に無い。