墓場の裏から視ていた

孤島に屍骸、それの横に落ちていた日記。株の事とかを記録してある。

 此処の事務所に上って来る時、いつも小さな川溜まりを覗き込んでいた。誰かが放したんだろうが地味な鯉が2匹泳いでいたから生存の確認。子供の頃は降りる事が出来て遊んだりもしたが、今はフェンスで立ち入り禁止。エサとかあるのかなぁと心配しながらも、冬も越えたしこれから暖かくなってしばらくは大丈夫かなと思っていたところ、

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先日の雨の後、姿が見えなくなった。これまでも雨で増水したことはあったが、岩陰でやり過ごしたのか、2・3日するとウロウロ泳いでいる姿を見せてくれていた。だけど、今回は無理っぽい。上流からの土砂が岸べりの窪みも埋めてしまう程で、隠れる場所が無くなってしまっている。岩が支えていた自然の堰も位置がずれてしまっているし、激流に留まる事は出来なかったんだろう。この先は急峻直線の人工河川で、長いトンネル、暗渠排水も抜け、すぐに死ねたらいいのに海までは結構な距離で怖い思いもするのかな。大きな湖で負けて果てるなら本望だったろうに、ただ消えた。

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 無責任で勝手な大人に付き合わされて、不本意にも未来への発展のない小さな世界に捨てられ閉じ込められ、出る道は拒まれ塞がれて、仕方が無いので折り合いを見付け、ささやかに生きたら努力をしない負け組とのレッテル。上からゴミを流される生活の場所すらも一瞬で奪われる危険。その不自由は自己責任という事らしいから、やる気を伴えば酷なだけ。たかが地味な鯉だけど個性が付き、段々と自分と重ねるように見えてきていたから残念だ。
 ほとんど不可能だが、なんとかワンチャンスで少し上の滝まで行けたら、その坪裏に少しでも安全な居所でもないものか。そんな思いで今日もチャートを開くが、睨むだけ。

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6/3(信用買い・売り・計)

本来ならこの倍は獲っておかなければいけない日だったけど、慎重なマインドで躊躇したタイミングで置いて行かれた。積極的になったら空回りするし、チグハグで噛み合わない。今日は(6800)ヨコオの一部を早めに確定させたがまだ残っている。全部手放すまでは安心は出来ない。明日以降もこの展開なら他にも買い戻し銘柄もあるが、そんなに優しくもないだろうし。
とりあえず今の時間、先物は上下に方向感不明で自分の感覚では大きく振れている。明日になって任せてみる。